「久しぶりの叔母さん」

サンプルシナリオ・音声作品「久しぶりの叔母さん」
制作日:2025/05/13
制作者: 甘梨うねび

仕様:
// の行はコメント。コメントの内容については主に以下のとおり。

体勢(キャラ名): 登場人物の体勢
方向: 音声の方向
距離: 音声の距離
SE: 効果音
演技: 声優さんへの演技のお願い

体勢は、主人公、ヒロイン、それぞれについて指定
立っている、座っている、仰向けに寝ている、右耳を上にして寝ている、など

音声の方向は、正面から時計回りに以下の8方向
前、右前、右、右後ろ、後ろ、左後ろ、左、左前

音声の距離は以下の4段階
遠い、普通、近い、密着
→で方向や距離の移動を表す
例)
// 方向: 前、距離: 普通
// 方向: 左、距離: 密着
// 方向: 左→左前→前
// SE: 足音、正面の遠くから近くまで近づいてくる
// 演技: ささやき、次の指定があるまで続く
// 演技: ささやき、ここまで

方向性:
全年齢向けの ASMR 音声作品。
ASMR 要素を重視する。
甘々な雰囲気でユーザーに和んでもらう。
エロは前面には出さないが、健全な程度に少し匂わせる。

舞台設定:
主人公が住む一軒家の居間。
家には主人公とヒロインのふたりだけ。
主人公が帰宅したところから始まる。

キャラ設定:
●ヒロイン
白石明音(しらいし あかね)
27才独身の、主人公の叔母。
都会で一人暮らしをしているが、姉夫婦が旅行にいく間、甥の面倒を見るために実家に帰ってきた。
現在無職なので、姉が心配して呼び寄せたのが実際のところ。
気怠い色気がある言動。
久し振りに会った主人公が思ったより育っていて驚いている。


●主人公
ユーザー(あなた)
中学三年生の男子。
女子に対して奥手。
負けず嫌いなところがある。
ちいさい頃、叔母さんのことが好きだったが、結婚できないと知って泣いたことがある。
今でも好きかもしれない。
久し振りに叔母と会ってドキドキしている。
しかも両親がいないのでふたりきりだ。
高校受験が大変で疲れている。

本文:
	// 体勢(主人公): 立っている
	// 体勢(ヒロイン): 立っている
	// SE: セミの鳴き声(次の指定があるまで続く)
	// SE: 引き戸を開く音
	// 方向: 前、距離: 普通

おかえりなさい。
それと久し振り、大きくなったね。
中学の制服がよく似合ってる。

	// 少し間(主人公が喋る)

あらあら、私が誰か分からないの?
最後に会ったのは、五年くらい前だし?

	// 少し間(主人公が喋る)

そう、あかねちゃんだよ。
お姉ちゃん……ああ、キミの両親が旅行にいってる間、お世話をしにきたの。
聞いてるでしょ?

	// 少し間(主人公が喋る)

こちらこそよろしく。
ふふ、なんだか他人行儀。

	// 方向: 左、距離: 密着

	// 演技: 次の行、ささやき声

今日から5日間2人っきりで暮らすのに、そんなに緊張してたら保たないよ?

	// 方向: 前、距離: 普通

そう、2人っきりだよ?
キミのお祖父ちゃんお祖母ちゃんは離れにいるんだし、母屋では2人っきり。
あら、分かってなかった?

	// 少し間(主人公が喋る)

うふふ、意識しすぎだよ。
さ、中に入って。冷えた麦茶を出してあげるから。

	// SE: セミの鳴き声、ここまで
	// 3秒ほどの間(場面転換)
	// 体勢(主人公): 座っている
	// 体勢(ヒロイン): 座っている
	// 方向: 右前、距離: 近い

	// SE: グラスに入った麦茶と氷。氷がガラスに当たる音。

はい、麦茶どうぞ。
やっぱり畳の上は落ち着くね。
実家に帰ってきたなあって気になるよ。

	// 少し間(主人公が喋る)

ええっと……大学入った時から独り暮らしだし、9年前?

	// 少し間(主人公が喋る)

うふふ、そんなに驚くんだ?
私、もう結構なおばさんなんです。

	// 少し間(主人公が喋る)

あらあら、ありがと。
さすが中学生、そういうお世辞が言えるようになったんだね?
昔はなんでも思ったこと口に出してたのに。
あかねちゃん、ママよりおっぱい大きい! みたいな。

	// 少し間(主人公が喋る)

ゴメンゴメン、ちいさい頃のこと言われるの、そんなに嫌なんだ?
あの頃はホント、かわいかったから、つい。
それでね……

	// SE: 衣擦れの音
	// 方向: 右、距離: 密着

	// 演技: 次の行、ささやき声

今も、かわいいって思ってるよ。

	// 方向: 右前、距離: 近い

ふふ、すっごい照れちゃった。
やっぱりかわいいなぁ。

	// 少し間(主人公が喋る)

子供扱いって訳じゃないんだけど。
かわいい甥っ子は、何才になってもかわいいの。かわいがりたいの。
今回も、アレをしてあげようって楽しみにしてたし。

	// 少し間(主人公が喋る)

アレと言ったらアレだよ。

	// SE: 衣擦れの音
	// 方向: 右、距離: 密着

	// 演技: 次の行、ささやき声

み・み・か・き

	// 方向: 右前、距離: 近い

ちいさい頃、大好きだったよね。
私の膝枕で、気持よさそうに。
どう? 耳かきさせてくれる?

	// 少し間(主人公が喋る)

あら、そんなに恥ずかしいの?
2人っきりだし、誰かに見られたりもないんだよ?
2人だけの、ヒミツの時間。
どうかな?

	// 少し間(主人公が喋る)

うふふ、ありがとう。
それじゃあ、畳の上に寝転がって?
頭を私のふとももの上に乗せて。

	// SE: 衣擦れの音
	// 体勢(主人公): 寝ている
	// 体勢(ヒロイン): 座っている
	// 方向: 左、距離: 近い

どう、寝心地は?

	// 少し間(主人公が喋る)

前より柔らかく感じるんだ?
それは私が……いや、この話はやめとこうか。
でも、柔らかいのも悪くないでしょ?

	// 少し間(主人公が喋る)

うふふ、よかった。
じゃあ、耳の穴の周りからしていくね。

	// 方向: 左、距離: 密着

優しく……優しく……

	// SE: 左耳に耳かき音(耳の穴の周りを)(次の指定があるまで)

ああ……これは結構やりがいあるなぁ。
耳の掃除、いつもは自分でしてるんだよね?

	// 少し間(主人公が喋る)

うんうん。
自分だけだと、きれいにするのは難しいからね。
だから、今私がきれいにしてあげる……

	// 少し間(主人公が喋る)

ううん、恥ずかしがることはないんだよ。
あかねちゃんになら、恥ずかしいとこ全部見せてもいいんだからね。

	// 30秒ほど耳かき音のみ

こうやってきれいにしてくの、なんだか楽しい。
それに、うれしいな。
こうして再会できて、密着できて。
お世話を頼まれた時、前みたいに仲良くできたらいいなぁって、思ったから。

	// 30秒ほど耳かき音のみ

どんなふうに成長してるんだろう。
楽しみだったけど、不安だったりも。
私の知らない子になってないか……なんて。
そんなの余計な心配だったね。

	// 少し間(主人公が喋る)

ううん、成長してないって訳じゃなくてね。
変わらないでいてほしかったところが、変わらないままでいてくれたの。

	// 少し間(主人公が喋る)

うーん、それは内緒だなあ。
余計なこと言って、変わっちゃったら困るしね。
叔母さんはただ見守っていたいんだ……

	// 30秒ほど耳かき音のみ
	// SE: 耳かき音、ここまで

さ、穴の周りは終わったよ。
これから穴の中をきれいにしてくね。
怖がらなくていいよ。
私に身を委ねて……

	// SE: 左耳に耳かき音(耳の穴の中を)(次の指定があるまで)

急に奥まで入れたりはしないから……
入口辺りから始めて、少しずつ、ね……

	// 30秒ほど耳かき音のみ

私と会ってなかった間の話を聞きたいな。
学校の生徒の数は、だいぶん減ったって聞いてるよ。
田舎だからなのもあるんだろうね。
ああ、キミにとっては、今の人数が当り前なんだろうけど。
小学生の頃はどんなだったの?
中学生になってから振り返ると、新しい発見があったりするかもね。

	// 30秒ほど耳かき音のみ

あらあら、そんなにガキだったんだ?
そういうものなんだろうね。
今から見たらまるっきりお子様。
そう思えるくらい、成長したんだね?
うふふふ……

	// 少し間(主人公が喋る)

定番なこと聞くけど。
その小学生だった頃、好きな子はいた?
昔のことなんだし、恥ずかしがらないで教えてよ。

	// 少し間(主人公が喋る)

あら、周りの女子がコドモに見えてたんだ?
オトナな女の人が好みって知らなかったなぁ。

	// 30秒ほど耳かき音のみ

あ、これは大物だ。
ちょっと集中するね。
慎重に慎重に……

	// 5秒くらいの間

取れた取れた。
外に出すのも慎重に。
ティッシュの上に……と。

	// 少し間(主人公が喋る)

うまくできた。
さ、まだまだ終わりじゃないよ。
もっと奥まできれいにしてあげる。

	// 30秒くらいの間

話は戻るけど。
小学生の頃、一番楽しかった思い出って何?

	// 少し間(主人公が喋る)

ああ、神社の夏祭り。
昔、私とも一緒に行ったよね?
覚えてる?

	// 少し間(主人公が喋る)

そっか……あの日、私と回った夏祭りが一番の思い出なんだ。
うふふ、そう言ってくれるの、すごくうれしいな。

	// 少し間(主人公が喋る)

あ、そうなの?
明日なんだ。
じゃあ…………
ああ、私からは言わないでおこうか。

	// 少し間(主人公が喋る)

意地悪じゃないよ?
キミの意思を尊重したいのですよ。

	// 30秒くらいの間

うん、なあに?

	// 少し間(主人公が喋る)

明日は一日中、暇だよ。

	// 少し間(主人公が喋る)

うふふ、ありがとう。
もちろんOKだよ。
久しぶりのお祭り、楽しみだな。
しかも、ふたりっきりの、ね。

	// 少し間(主人公が喋る)

あらあら、かわいい反応。
私の浴衣、まだ置いてあるかな?

	// 30秒くらいの間

さ、そろそろおしまいだよ。
もう、だいぶきれいになったしね。

	// SE: 耳かき音、ここまで

はい、終わりだよ。
最後に……

	// 演技: ふ~~~っで耳に息を吹きかける。

ふ~~~っ

	// 少し間(主人公が耳フーに反応する)

ふふ、気持ちよかった?
息吹きかけるの、好きだったもんね。
もう一回……

	// 演技: ふ~~~っで耳に息を吹きかける。

ふ~~~っ

	// 少し間(主人公が耳フーに反応する)

はい、これでぜ~んぶ、おしまい。
左耳はね。
次は右耳をしてあげるから、そんな切なそうな顔しないで?

	// 少し間(主人公が喋る)

してたしてた。
飼い主に置いてかれたワンちゃんみたいな。うふふ……
さ、ごろ~んと反対側を向いて、ワンちゃん?

	// SE: 衣擦れの音

	// 方向: 左→正面、距離: 近い

ごろーん。

	// 方向: 正面→右、距離: 近い

は~い。

	// 方向: 右、距離: 密着

よくできました。
ん? どうした、耳が赤いよ?
ん~~~
あ、そっか。
私の身体の方を向いてるのが恥ずかしいんだ?
お腹くらい、思う存分見てくれていいんだよ?

	// 少し間(主人公が喋る)

私の匂い?
あらあら、そんなの意識しちゃったんだ?
すぐに慣れるだろうし、ちょっとの間だけ、我慢してもらえるかな?

	// 少し間(主人公が喋る)

ありがとう。
じゃあ、耳かきしてくね。
さっきみたいに、まずは穴の周りから……

	// SE: 右耳に耳かき音(耳の穴の周りを)(次の指定があるまで)

キミはね、赤ちゃんの頃、とってもいい匂いがしてたんだよ。
安心する匂い。
抱っこしながら、天使だな~って思ったり。

	// 少し間(主人公が喋る)

言い過ぎじゃないよ。
マジ天使、だったんだから。
あの頃撮った写真は、今もスマホに取ってあるしね。

	// 少し間(主人公が喋る)

う~ん、難しいお年頃だな~。
消すなんてあり得ないよ。

	// 30秒くらいの間

分かった。
キミがいるとこでは見ないようにする。
その分、今のキミをたっぷり見ちゃうからね。

	// 少し間(主人公が喋る)

ダメって、恥ずかしいから?
それともホントに嫌?

	// 少し間(主人公が喋る)

うふふ、嫌じゃないならよかった。
そんなの、さみしいもんね。

	// 30秒くらいの間

私が中学生だった時?
フツーの子だったよ。
目立ってる訳でもなく、地味すぎることもなく。

	// 少し間(主人公が喋る)

あらあら、そう見えるんだ?
モテてなんてなかったよ。
彼氏はいなかったし、友達とワイワイお喋りとかするのが楽しかったな。
安心した?

	// 少し間(主人公が喋る)

うふふ……
どっちにせよ、もう昔の話なのにね。
私としては…………
中学生の私より、今の私を見てほしいんだけどな。

	// 少し間(主人公が喋る)

ちゃんと見てくれてるんだ?
うれしいな。

	// 30秒ほど耳かき音のみ

ふたりとも中学生だったら……とか、想像するのも面白いけど、今のままがいいなぁ。
甥っ子と叔母さん。
中学生とオバサン。
ちょうどいい。しっくりくる。

	// 少し間(主人公が喋る)

うふふ、お気遣いありがとう。

	// SE: 耳かき音、ここまで

穴の周りはこれくらいで。
穴の中に入れてくね……

	// SE: 右耳に耳かき音(耳の穴の中を)(次の指定があるまで)

	// 30秒ほど耳かき音のみ

さっき、久しぶりにキミの顔を見てね。
ぱあって、霧が晴れたみたいになったんだ。

	// 少し間(主人公が喋る)

そう、それまで頭の中に霧が出てたの。
社会人のいろいろがあってね。
長いこと気持ちが弱ってたんだ。

	// 少し間

ああ、そんなに心配しないで。
今はもうそれほどじゃないから。
ただ、立ち直るきっかけが必要だったんだよね。

	// 30秒ほど耳かき音のみ

キミのお母さんが、そのきっかけをくれた。
キミに会えて、本当によかったよ。

	// 30秒ほど耳かき音のみ

よ~し、もっと奥の方まで入れてくね。
トロトロのお顔をもっとトロトロにしてあげるね。

	// 30秒ほど耳かき音のみ

あ、お腹鳴ったね。
うふふふ、食べ盛りだ。
今日のお夕飯は私が作るから、楽しみにしててね。

	// 少し間(主人公が喋る)

あらあら、そんなに期待しすぎないで?
私、凝った料理は作れないから。
一人暮らしだと、ついつい自炊サボっちゃってて。

	// 少し間(主人公が喋る)

そういうもんなんですよ。
でも、心配はしないで。
この五日分のお料理は、ちゃ~んと練習してきたから。
やっぱり、食べてもらう相手がいるとモチベが違ったよ。

	// 30秒ほど耳かき音のみ

人と食事するなんて久しぶり。
しかも相手はかわいい甥っ子。
私こそ楽しみだなぁ。

	// 30秒ほど耳かき音のみ

じゃあ、そろそろおしまいにしようかな。
私もお名残惜しいけど。

	// SE: 耳かき音、ここまで

こっちも最後に……

	// 演技: ふ~~~っで耳に息を吹きかける。

ふ~~~っ

	// 少し間(主人公が耳フーに反応する)

うふふ……ビクってなったね。
ホントに好きだよね。
ではもう一回……

	// 演技: ふ~~~っで耳に息を吹きかける。

ふ~~~っ

	// 少し間(主人公が耳フーに反応する)

はい、これで右も左も全部おしまい。
おつかれさま。

	// SE: 衣擦れの音
	// 体勢(主人公): 座っている
	// 体勢(ヒロイン): 座っている
	// 方向: 正面、距離: 近い

すっかりリラックスした表情になってるね。
会ってすぐの時はちょ~っと緊張した顔してたけど。
うふふ……
じゃあ、お夕飯の準備までまだ時間があるから、もうちょっとお話ししてくれるかな?

	// 少し間(主人公が喋る)

ありがとう、よかった。
それじゃあね……

(終)